師匠から電話が来ました。
なんだろう?
ガチャ
「おはようございます!」
「おう。おれだけどな」
「こないだお客さんに出した一門会のはがきな」
そうです。4/24に予定していた「柳家小里ん一門会」、延期にさせていただいたお知らせのはがきを師匠のご贔屓にお送りしたのでした。
私が文面を印刷したのを思い出します。
「お客で電話くれた人がいてな」
「はい。」
「お前、おしまいのところに……」
あッ!!こりゃしくじった………?
「各位様、って書いたろ?」
ざわ…
「………書きました。」
ざわ…… ざわ…
「あれなあ、
ざわざわ……
「各位だけでいいんだってよ。各位で皆様って意味なんだそうだ」
「えっ!先生様みたいなことですか?」
「そうなんだって。俺も知らなかったんだ、会社でよく使うって人が教えてくれたんけどなあ。提灯屋でも各位様だもんなあ。」
「そうですねえ。てっきり提灯屋で合ってると思ってました。」
「そうだよなあ。ま、そういうことだから。」
「あ、はい。ありがとうございます!失礼致します!」
ガチャリ。
噺家の師弟しかしない会話をしてしまいましたね。