小もん百話

柳家小もんやってます

たけのこ その1

 

 

たけのこ春の陣も一段落つきました。

 

 

 

 

 

 

ことの起こりはあたたかい春の昼下がりでした。

 

 

私は途方にくれていました。

 



………六日前。

 

 

友人からのLINEにはこうありました。

 

<筍、食ってくれねえか(懇願)

 

 

 

これはありがたい申し出。

時間はあるし

 

 

よろこんでいただきます。>

 

 

そのあとは調子にのって

①いま時間があり余っていること。

②常に家にいるので時間指定は不要のこと。

③自炊に手を出していること

……などなど近況報告会をつらつらやり取りしていた…………

 

 

 

 

軽いめまいとともにそんな記憶が走馬灯のように…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そりゃね。そりゃよろこんでとはいいましたが。

 

 

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まさかこんな箱二つで来るとは……………

 

 

 

 

 

家の中に置いておけないよ!

 

しかもすごいにおいがする!

 

 

 

 

あわてて表で開けてみましたよ。



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なんてことなの………

 

 

 

 

 

 

こんなに送ってくることないじゃないか!

 

 

 

 

 

 

とLINE履歴を確認すると、しっかり「12本、二箱送る」と書いてあった………

 

 

 

 

 

 

 

ここからはじまったのです、たけのことの格闘の日々が。

 

 

 

(つづく)